米国Google発表。2024年7月1日にUAプラットフォーム終了

2023年5月5日

先日、弊社ツールもご利用頂いている小川さんが、こんなツイートをされていました。

記事によると、ユニバーサルアナリティクスは、予定通りあと一ヶ月強の7/1に停止。
その後は未定でしたが、2024/7/1をもって完全にUAプラットフォームが終了するということです。

2つの重要なこと

重要なことは二つあります。

  1. データ削除が確実になった
  2. データを残すならバックアップは早めがよい

1.データ削除が確実になった

私達は今までお客様に「データが削除されますよ」という表限は使ってきませんでした。Googleがユニバーサルアナリティクス停止後の予定を明確にしていなかったからです。

今回の発表で、明確に「Universal Analytics platform turndown」という表限が使われました。このturndownには意思があり、データを含むプラットフォーム全体が削除されることは確実になりました。

従って、ユニバーサルアナリティクスの管理者は

  • データが消えてもよいか
  • それとも念のため残すか

の二択を迫られることになります。

2.データを残すならバックアップは早めがよい

Googleの内情をよく知る方との会話で出たのですが「アクセスが集中したらGoogleのサーバー大丈夫かな?」という話がありました。というのも、ユニバーサルアナリティクスのプラットフォームは、Googleにとって負荷や維持コストがかなり高いそうで。

そんな状態の中、世界中の人がバックアップを取得するならば、多くの人は来年5月〜6月の削除日ギリギリに作業するはずで、その時期に世界中から「過去データ」も含めて一斉にアクセスするとGoogle側に凄まじいサーバー負荷がかかります。

そうなるとデータ制限をかけたり、レスポンスが遅くなり、満足にバックアップできない可能性もゼロではないと。

「そんなことあるの!?」と驚かれる方もいるかと思いますが、実際我々はバックアップツールを作っていて、今でもユニバーサルアナリティクスが時々サボる(正しいデータを返してこない)現象を確認しているので、確かにあり得ると思っています。

従って、もしデータを残すという決断をされる場合は、早めにバックアップ取得して、余裕をもって次へ進むのが一番効率がよい決断になりそうです。

バックアップを取得する方法

記事中では今までと同様ですが、下記のバックアップ手法が紹介されています。

  • 360ユーザーであればBigQueryを使ってデータを抜き出して保存する
  • APIを使ってクラウドストレージにデータを保存し、LookerStudioで可視化する
  • 管理画面からcsvダウンロードをする
  • GoogleスプレッドシートのAnalyticsアドオンを使う

手前ミソですが、そもそもバックアップの検討や手動操作が面倒くさい方には、弊社でもAPIを使って自動で1日ずつデータをバックアップを取得するAnalytics Backup by QAを販売しています。よろしければご検討ください。